公式LINEの「オーディエンス」機能とは何か?【LINEマーケティング中級者・上級者向け】

2019年11月27日。
LINE公式アカウントの「メッセージ配信」の中で
オーディエンス機能が新しく追加されました!♪
※広告における「オーディエンス」の意味は
簡単にいうと広告メッセージの受け手のことです。
公式LINEのオーディエンス機能とは何か?
公式LINEのオーディエンス機能とは何か?
わかりやすく簡単な言葉でまとめると
一斉送信メッセージの配信先(受け手)を
タイプ別で設定することができる機能です。
この「オーディエンス」で事前に設定すると
メッセージ配信時に選択できるようになります。
LINEオーディエンス機能の登場により
「絞り込み」で選択できる項目が増え
セグメント配信の精度がさらに上がります。
公式LINEのオーディエンス機能のタイプ(種類)
公式LINEのオーディエンス機能で
設定できるタイプは以下の9つです。
- ユーザーIDアップロード
- クリックリターゲティング
- インプレッションリターゲティング
- チャットタグオーディエンス(2020年3月4日新登場)
- 追加経路オーディエンス(2020年5月27日新登場)
- ウェブトラフィックオーディエンス(2020年11月26日新登場)
- 予約オーディエンス(2022年11月10日新登場)
- リッチメニュークリックリターゲティング(2023年8月24日新登場)
- リッチメニューインプレッションリターゲティング(2023年8月24日新登場)
※「予約オーディエンス」は「LINEで予約」と連動済みのLINE公式アカウントのみ利用可能
参考:オーディエンス(LINE公式アカウント公式マニュアル)
ユーザーIDアップロードについて
「ユーザーIDアップロード」については
基本的に使用できる人は少なくなります。
なぜなら、ユーザーIDを取得するためには
Messaging APIを操作する必要があるからです。
LINEのユーザーIDを取得する方法については
Webhookイベントから設定する流れになります。
※上級者向けです。
【2020年2月追記】
無料ツールを利用することで、自らサーバーを契約してツールを作成しなくても、LINEのユーザーIDを取得可能になりました♬
インプレッションリターゲティングと
クリックリターゲティングについては
難易度が低いため簡単に設定できます。
リターゲティングとは何か?【クリックリターゲティングとインプレッションリターゲティング】
リターゲティングという言葉は
マーケティングの専門用語です。
簡単な言葉で説明すると
過去にクリックしてくれた人や
ページをみてくれた人に対して
再び広告を表示させる手法のことです。
- クリックリターゲティング
- インプレッションリターゲティング
この2つのタイプを設定することで
過去に送ったメッセージの分析をもとに
ターゲットを絞りこむことができます。
つまり過去に配信したメッセージを
開封した人やクリックした人にだけ
一斉送信メッセージを送ることができます♪
また逆に、開封した人やクリックした人を
対象から外してメッセージを送ることも可能。
工夫次第でLINEマーケティングは加速します。
チャットタグオーディエンス(2020年3月4日新登場)
公式LINEのチャット上でタグを作成し
そのタグごとにセグメント配信ができます。
追加経路オーディエンス(2020年5月27日新登場)
公式LINEの友だち追加経路ごとに分類して、セグメント配信ができます。
ウェブトラフィックオーディエンス(2020年11月26日新登場)
LINE公式アカウントのトラッキング機能(LINE Tag)を活用して、セグメント配信ができます。
LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンスが作成できるようになりました。
オーディエンスを利用することで、ユーザーの行動に基づいた配信ができるようになります。
LINE広告から共有されたLINE Tagを用いたオーディエンス作成も可能です。※LINE tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能になります
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが100以上必要です
↓
「オーディエンス」に関して下記の仕様変更を行いましたのでお知らせいたします。
【変更内容】
配信に利用する際に必要なオーディエンスのサイズを変更します。(ユーザーIDアップロードおよびチャットタグオーディエンスを除く)
■変更前
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが100以上必要
■変更後
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要
公式LINEのオーディエンス機能の注意点
公式LINEのオーディエンス機能は
スマホアプリからだと利用できません。
またオーディエンス機能を使うためには
ターゲットリーチ数が100人以上必要です。
【2020年3月5日追記】
オーディエンス機能については
ターゲットリーチ数が100未満でも
選択することができるようになりました。
今までターゲットリーチ100人未満の場合、メニューが表示されませんでしたが、チャットタグオーディエンスの追加と合わせてターゲットリーチによるメニューの表示制限がなくなりました。
※セグメント配信(絞り込み配信)では
「オーディエンス」と「属性」が選択できます。
属性(ぞくせい)で絞り込み配信する場合には
ターゲットリーチ数が100人以上必要でした。
↓
「オーディエンス」に関して下記の仕様変更を行いましたのでお知らせいたします。
【変更内容】
配信に利用する際に必要なオーディエンスのサイズを変更します。(ユーザーIDアップロードおよびチャットタグオーディエンスを除く)
■変更前
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが100以上必要
■変更後
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要
※裏技
プロラインと公式LINEを連動すると
ターゲットリーチ数が50未満の場合でも
無料でセグメント配信を最大限活用できます。
最後に
公式LINEのメッセージ配信の中にある
オーディエンス機能について
その概要を簡単に解説していきました。
このオーディエンス機能の登場により
セグメント配信で選択できる項目が増え
LINE集客の効果がさら向上する道ができる。
「絞り込み」をして配信することで
LINE公式アカウントの料金や費用も
大幅に節約することができる機能なので
積極的に活用すべき機能の1つといえます♪