公式LINEのオーディエンスは絞り込み配信だけでなくステップ配信にも設定できます。

※ステップ配信の開始条件に設定できるだけでなく、シナリオ分岐条件にもオーディエンスは設定可能です。

引用:PC(パソコン)版のLINE公式アカウント管理画面


公式LINEのステップ配信はパソコン版の管理画面からじゃないと設定できません。

「友だち追加」もしくは「オーディエンス」が選択できます。

「オーディエンス」を開始条件にした場合、作成済みのオーディエンスを選択します。
(開始時点でオーディエンスに含まれるユーザー、開始後、新たにオーディエンスに含まれたユーザーが配信対象となります)

※ステップ配信の開始条件および条件分岐に、「Messaging API」経由オーディエンスが設定できます

※利用中のステップ配信に設定されているオーディエンスが利用できなくなった場合は、シナリオが停止します

※ビジネスマネージャーから共有されるオーディエンスは設定できません

引用:ステップ配信(LINEヤフー公式)

Lステップとかプロラインを使わずに、LINE公式アカウント単体でもステップ配信でオーディエンス設定ってできるの?

できるよ!でも設定できるのは事前に作成したオーディエンスだから、Lステップとかプロラインみたいに完全自動化は基本的にできない!

なるほど!

公式LINEのオーディエンスとは?

公式LINEのオーディエンス機能とは何か?

わかりやすく簡単な言葉でまとめると
公式LINEのメッセージ配信先(受け手)を
タイプ別で設定することができる機能です。

「オーディエンス」を事前に作成しておくと、絞り込み配信ステップ配信の設定時に選択できるようになります。

公式LINEのオーディエンスタイプ(種類)

引用:PC(パソコン)版のLINE公式アカウント管理画面

オーディエンスの種類
  • メッセージクリック
    (旧:クリックリターゲティング)
  • メッセージインプレッション
    (旧:インプレッションリターゲティング)
  • チャットタグ
    (旧:チャットタグオーディエンス)
  • 友だち追加経路
    (旧:追加経路オーディエンス)
  • ウェブトラフィック
    (旧:ウェブトラフィックオーディエンス)
  • ユーザーIDアップロード
  • 予約オーディエンス
    (2022年11月10日新登場)
  • リッチメニュークリック
    (2023年8月24日新登場)
  • リッチメニューインプレッション
    (2023年8月24日新登場)

※「予約オーディエンス」は「LINEで予約」と連動済みのLINE公式アカウントのみ利用可能

ユーザーIDアップロードとは?

「ユーザーIDアップロード」については
基本的に使用できる人は少なくなります。
なぜなら、ユーザーIDを取得するためには
Messaging APIを操作する必要があるからです。

LINEのユーザーIDを取得する方法については
Webhookイベントから設定する流れになります。
※上級者向けです。

【追記】無料ツールを利用することで、自らサーバーを契約してツールを作成しなくても、LINEのユーザーIDを取得可能になりました。

リターゲティングとは何か?

リターゲティングという言葉は
マーケティングの専門用語です。

簡単な言葉で説明すると
過去にクリックしてくれた人や
ページをみてくれた人に対して
再び広告を表示させる手法のことです。

  • クリックリターゲティング
  • インプレッションリターゲティング

この2つのタイプを設定することで
過去に送ったメッセージの分析をもとに
ターゲットを絞りこむことができます。

つまり過去に配信したメッセージを
開封した人やクリックした人にだけ
一斉送信メッセージを送ることができます。

また逆に、開封した人やクリックした人を
対象から外してメッセージを送ることも可能。

工夫次第でLINEマーケティングは加速します。

チャットタグオーディエンス(2020年3月4日新登場)

公式LINEのチャット上でタグを作成し
そのタグごとにセグメント配信ができます。

追加経路オーディエンス(2020年5月27日新登場)

公式LINEのオーディエンス機能

公式LINEの友だち追加経路ごとに分類して、セグメント(絞り込み)配信ができます。

ウェブトラフィックオーディエンス(2020年11月26日新登場)

ウェブトラフィックオーディエンス

LINE公式アカウントのトラッキング機能(LINE Tag)を活用して、セグメント配信ができます。

LINE Tagのトラッキング情報を基にしたオーディエンスが作成できるようになりました。
オーディエンスを利用することで、ユーザーの行動に基づいた配信ができるようになります。
LINE広告から共有されたLINE Tagを用いたオーディエンス作成も可能です。

※LINE tagの利用を開始するとオーディエンスが作成可能になります
※配信に利用するには、オーディエンスのサイズが100以上必要です

【2021年9月15日追記】オーディエンスのサイズが50以上になり、ハードルが下がりました。

「オーディエンス」に関して下記の仕様変更を行いましたのでお知らせいたします。

【変更内容】
配信に利用する際に必要なオーディエンスのサイズを変更します。(ユーザーIDアップロードおよびチャットタグオーディエンスを除く)
■変更前
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが100以上必要
■変更後
配信に利用するには、オーディエンスのサイズが50以上必要