「公式LINEでお客さんのLINEと電話できますか?」
「LINE公式アカウントでLINE電話を使うにはどうしたら良いのでしょうか?」
結論からいいます。
LINE公式アカウントと個人LINEの間で
LINEの無料電話を使用できる機能はあります。
2020年7月3日に誕生した
「LINEコール」という機能です。
LINEコールの特徴は
公式LINEの運営者が
受信するのみという点。
つまり、公式LINEの運営者側から
LINEユーザーに電話をかけることはできません。
もしもこちらからLINEコールの依頼をする際は
公式LINEのチャットで1度お知らせをした後に
スケージュールを決めて電話する流れが一般的です。
有益な関連記事:毎月無料!プロラインフリーの予約管理システムは何ができる?【使い方を画像付きでわかりやすく解説】
豆知識ですが
過去の英雄「LINE@」でも
10分間だけ「LINE電話」を
無料で利用できる時期がありました。
「お店トーク」という名前で
1対1トークが利用されていた時期です。
※お店トークは2017年2月に終了
ちなみにこの「LINE電話」は
2014年2月に始まったサービスですが
その後「LINEOUT」という名称に変わり
2023年5月31日にサービスが終了しました。
「LINE Out」は2023年5月31日(水)17:00をもちまして、サービス提供を終了させていただくこととなりました。
引用:「LINE Out」サービス終了のお知らせ(LINEヤフー公式サイト)
LINE公式アカウントでは
LINEOUT(旧:LINE電話)を
利用することはできませんが
LINEコールを利用して無料通話が可能です。
LINE公式アカウントで無料のLINE電話を利用する方法
LINEコールがない2020年7月2日以前であれば
LINE公式アカウントには電話機能がなかったため
別でお店用の電話番号を用意する必要がありました。
※お店で利用している電話番号をLINE公式アカウントに記載して、そこから電話をもらう流れが一般的でした
【LINE公式アカウントに電話番号を記載できる場所】
LINE公式アカウントでは
プロフィールの箇所に電話番号を
リンク付きで記載することができます。
2020年7月3日からは
「LINEコール」を設定することで
公式LINEで無料電話を使用できます。
※無料ビデオ通話も利用可能です。
「LINEコール」は、ユーザーがLINEアプリ上から企業・店舗の「LINE公式アカウント」と無料通話ができる機能です。
ユーザー同士の通話と同様の感覚で、「LINE公式アカウント」のプロフィール画面やトーク画面から通話することができ、ビデオ通話も可能です。
引用:LINE公式アカウントと通話ができる「LINEコール」の提供を開始 ユーザー同士の通話と同じ感覚で、LINE上から無料通話が可能に(LINE公式HP)
LINEコールを利用する時の注意点
- 通話内容次第では、LINE公式アカウントを削除されるリスクがある
botモード時はLINEコールを利用できない
※2022年11月30日に応答設定の仕様変更があり、なんとbotモードがなくなりました!
通話内容次第では、LINE公式アカウントを削除されるリスクがある
公式LINEで無料電話する前に
禁止事項を確認しておきましょう。
つまり、公式LINEの禁止事項を把握してから
公式LINEの無料電話を利用する方が安全です。
※公式LINEの禁止事項については、こちらで最新情報を公開しています。
自動応答モード時は、LINEコールを利用できない?
2022年11月30日に仕様変更があり
「Webhook」と「チャット」の機能を
なんと併用することが可能になりました。
つまり、公式LINEのチャット機能をオンにしてLINEコールを活用しながら、プロラインなどの外部ツールも利用可能
昔はbotモード時にLINEユーザーが
無料通話した場合は以下のように表示されました。
↓
応答モードの設定を切り替えて
チャットモードに変更することでのみ
LINEコールが利用可能になりました。
↓
しかし、botモードはなくなった。
そうです。プロラインフリーを連携中でも
LINEコールを利用できるようになりました。
どうすれば公式LINEに「無料通話」ボタンを設置できる?【初期設定方法を画像付きでわかりやすく解説】
LINEコールを利用するためには
事前に初期設定する必要があります。
公式LINE上で初期設定をすることで
「無料通話」ボタンを設置でき
公式LINEの無料通話が可能になります。
さっそく設定方法を解説していきます。
まず、チャット画面の右上ボタンを押し
「電話」ボタンを選択してください。
↓
↓
「音声通話」をオン
※LINEコールは、ビデオ通話にも対応しています。
これでLINEコールの設定は完了しますが
このままだと「無料通話」のボタンは
公式LINEのプロフィールに表示されません。
そのため、
無料通話ボタンを設置したい場合は
プロフィールも一緒に更新しましょう。
■「プロフィール」を選択
↓
「+プラグインを追加」を選択
↓
「基本情報」を選択
LINEコールの設定は「基本情報」の中にあります。
※「デリバリー・出前」ボタンや
「テイクアウト」ボタンなどにも
LINEコールを設定することが可能。
↓
LINEコールにチェックをしてボタンを有効に
↓
保存後、「基本情報」にチェックをつける
「保存した内容を公開」を押すと、公式LINEのプロフィールに「無料通話」ボタンが設置されます!
プロフィールに無料通話ボタンを設置せずに、LINEコールを個別で利用する方法
公式LINEに「無料通話」ボタンを設置すると
応答モードをチャットモードにしている限り
いつでも無料電話がかかってくる状態になります。
公式LINEの友だち数が多くなってくると
LINEコールが鳴り止まない事態が発生する、
そんなリスクがあることを忘れないでください。
公式LINEのプロフィールの場所に
無料通話ボタンを設置しなくても
公式LINEの無料電話は利用できます。
公式LINEの個別チャット内で「通話リクエスト」を送る方法
公式LINEのLINEコール機能は
公式LINEのチャット画面から個別で
通話のリクエストを送ることができます。
必要なときにだけ
公式LINEで電話を利用したい場合は
個別でリクエストを送る方法が便利です(^^)
チャット画面の右下ボタンにある、「通話リクエスト」を選択
①
↓
②
公式LINEからLINEユーザーへ電話のリクエストができます。
↓
③
↓
④
LINEコール以外で、ビジネスで無料LINE電話を使用するためにはどうすればいい?
公式LINEのLINEコール以外で
ビジネスで無料LINE電話を使用するためには
基本的にLINEworksを利用する流れになります。
LINEワークスは2018年11月に
無料プランが登場したことで
利用の開始がしやすくなっています。
ただ、外注さんとのやり取りなどで
LINE電話を使用する時はいいですが
初めて接触するお客さんとの電話には
LINEワークスは正直あまり向きません。
ビジネス用の電話として
LINEワークスを活用するとなると
まだまだ利用しずらい印象があります。
LINEワークスは社内向けのビジネスLINEなので
ビジネスでLINE電話やLINEビデオ通話する場合は
基本的にLINE公式アカウントの方がおすすめです。
LINEコールPlus(旧名:LINE Call API)を活用すれば、個人LINEから企業へ直接LINEの無料電話ができる
LINE Call API(ライン コール エーピーアイ)とは、
LINE株式会社が提供しているAPIの1つです。
【2020年7月追記】LINE Call APIの名称がLINEコールPlusに変更されました。
料金プランについて
LINE Call API:10万円/月
参考:LINE Business Guide 2020年1月-6月期(100ページ目)
↓
料金プランについて
LINEコールPlus:10万円/月
引用:LINE Business Guide 2020年7月-12月期(102ページ目)
LINEのAPIって何?
という方も多いと思います。
簡単にまとめると
LINEの外部ツールを作成する人が
利用するインタフェース(情報技術)のことです。
- A (アプリケーション)
- P (プログラミング)
- I (インタフェース)
LINEのAPIを参考にすることで
LINEツールの作成時間を大幅に削減できます。
この「LINE Call API」を利用して
LINEの外部ツールを作成することで
個人LINEからお店へLINEの無料電話を
使用することができるようになります。
※プログラミングの知識がないと難易度が高いため、
基本的に外部ツールを有料で利用する形になります。
最後に
LINE公式アカウントとLINE電話の関係や
ビジネスでのLINE電話利用方法について
簡単にスパパッと解説していきました。
これからは「LINEコール」が
大活躍する可能性があります。