LINE公式アカウントの新機能
その名も、AI Prompt Manager。
(AIプロンプトマネージャー)
LINEヤフーは、当社が提供する企業・店舗向けLINEアカウント「LINE公式アカウント」において、生成AIを活用してユーザーからの問い合わせに対する返信内容を提案する機能「AI Prompt Manager」を、10月18日よりトライアル提供を開始します。
引用:LINEヤフー公式サイト
【AIプロンプトマネージャーとAI応答メッセージは別の機能です】
公式LINEのAI応答メッセージ(旧:スマートチャット)は、2023年11月29日にサービス終了。
2023年11月29日(水)をもちましてAI応答メッセージ機能を提供終了いたしました。
引用:【重要】AI応答メッセージの機能提供終了について(LINE公式アカウント管理画面お知らせより)
LINE公式アカウントのAI Prompt Managerとは何か?
LINE公式アカウントのAI Prompt Managerは
自動モードの時ではなくチャットモードの時に
返信する文章をAIが下書きしてくれる機能です。
しかもこのAI Prompt Managerの文章生成機能には
ChatGPTで有名なOpenAIのAPIが利用されています。
応答モードがチャットモードのときは
自分で文章を考えてお客さんに返信しますよね。
公式LINEのAI Prompt Managerを活用すると
AIがお客さんからきたLINE文章の内容を理解して
あなたの代わりに返信用の文章を考えてくれます。
公式LINEのAI応答メッセージとAI Prompt Managerの違いとは?
公式LINEのAI応答メッセージを活用するときは
事前に「シンプルQ&A」を作成する必要があり
しかも回答の精度はそこまで高くありませんでした。
AI Prompt Managerと違いAI応答メッセージは
AIがカテゴリーを自動判定して自動で送信できましたが
お客さんに対して間違った内容が送信されるリスクもあり
正直あまり活用をおすすめできる機能ではありませんでした。
しかし、2023年10月リリースのAI Prompt Managerは
よくある質問をテキスト登録できる機能だけでなく
自社HPのQ&Aなどが記載されたURLを事前登録すれば
AIが自動で中身を参照してくれる機能も搭載されています。
※サイトクローリング参照機能
さらに、回答するときの基本的なルールや
キャラクター設定なども事前登録できるため
まるで公式LINEに搭載されたChatGPTです。
2023年11月に終了する公式LINEのAI応答メッセージ機能と
AI Prompt Managerの精度はまったく違うものといえるでしょう。
公式LINEのAI応答メッセージの「シンプルQ&A」とは?
AI応答メッセージを活用するときは事前に
シンプルな回答を設定する必要がありました。
※最初はテンプレートの言葉が設定されています。
シンプルな質問については、
こちらで事前に設定する必要はありません。
お客さんが送ったLINE(シンプルな質問)を
AIが自動判定してカテゴリーに振り分け
自動でシンプルな回答を返信する流れです。
つまりあなたが設定する項目は
それぞれのカテゴリーに対する
シンプルな回答のみとなります。
「おすすめ」や「予約」など、特定のカテゴリーに関するメッセージを受信すると、AIが質問のカテゴリーを自動で判別し、その質問に対応するメッセージで返信します。
特定のカテゴリーに関するメッセージ
=シンプルな質問(お客さんが送るLINE)
その質問に対応するメッセージ
=シンプルな回答(あなたが設定するLINE)
【シンプルQ&Aのカテゴリーの種類】
カテゴリーはあらかじめ用意されていました。
■一般的な質問
- あいさつ
- 使い方
- お礼
- 応答不可
- クレーム
- お問い合わせ
- 長文質問エラー
■基本情報
- 営業時間
- 支払い
- 予算
- 住所
- 最寄り駅
- Webサイト
- 電話番号
- コンセント
- 座席
- 禁煙・喫煙
- 駐車場
■業種カテゴリー別
- 美容
- 飲食
- 教育
- 宿泊施設
- リテール
- その他
■予約情報
- 予約
- キャンセル
- 変更
- 遅れ
公式LINEのAI応答メッセージ機能は、事前に返信文章を登録したカテゴリーの振り分けをAIが自動判定して返信するだけで、AIプロンプトマネージャーはチャットGPTのように自分で考えて返信文章案をゼロから作成してくれる機能です。